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この度は個人墓地をお持ちの方で墓じまいをされた内容についてご紹介いたします。

「墓じまい」とはお墓を処分することいいます。最近よく墓じまいという言葉をメディア等々でよくお聞きになると思います。遠方にある、山の上にある、後継者がいないなどの理由で墓じまいをされる方が多く問い合わせを頂いています。

その前に考えないといけないのが、お墓の中にある仏様の引越しです。どこのお墓からどこの墓地、納骨堂などなど・・・に移動させるのか？を考えないといけません。この仏様の引越しのことを、改葬（かいそう）といいます。つまり改葬をするために墓じまいの工事を行わないといけいないということになります。

墓地の種類は大きく分けますと４種類ございます。

①寺院墓地・・・お寺が管理している墓地

②市営墓地・・・行政が管理している墓地

③業者墓地・・・民間の業者さんが管理している墓地

④みなし墓地・・「墓地、埋葬等に関する法律」（墓埋法）が施行される昭和23年（1948年）以前から、墓地として存在していたお墓のことを指します。これは、法律が施行される前に作られたため、当時の法令に基づいて正式な許可を得ていなかったとしても、墓埋法第26条によって合法的な墓地とみなされているものです。個人墓地や畑の真中にあったり、町内の会長さんが管理されている場合もあったりします。

今回は④のみなし墓地（個人墓地の場合）についてご紹介します。

以下の写真のお客様はいずれも岡山市内に個人で土地を所有されているお客様で、両方とも墓じまいをした墓石を自分の土地にまとめておいてくださいというご依頼でした。

メリットはお墓の処分代が必要ないということになります。

デメリット（注意をしないといけないこと）のは周りのお墓を所有している方への配慮になります。

墓じまいの工事をした後、周りの方のお墓参りの妨げにならないか？また墓石が何らかの理由でお参りをされる方々にご迷惑をかけることがないかなど・・・細心の注意は必要になります。それらのことを同意のうえで工事をさせて頂きました。

工事完了後、それぞれご指示いただきましたようにご遺骨を乾燥させ、新しい骨壺に入れ替えを行い、ご指定のお寺様の納骨堂へご遺骨をお持ちさせていただきました。